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WINE REPORT掲載のお知らせ(アーネスト・ヴィンヤーズ)

WINE REPORT(ワインリポート)2025年8月15日の記事に、アーネスト・ヴィンヤーズの記事が掲載されました。

有料記事となっておりますが、一部ご紹介いたします。

「ウエスト・ソノマ・コースの雄、アーネスト・ヴィンヤーズのシャルドネ」

 カリフォルニアで最も冷涼な産地は、ウエスト・ソノマ・コーストとサンタ・リタ・ヒルズである。ブルゴーニュ品種の優れた造り手が集中している。ウエスト・ソノマ・コーストの方が広くて変化に富んでいる。


 かつてトゥルー・ソノマ・コーストと呼ばれていたウエスト・ソノマ・コースト(West Sonoma Coast)は、ソノマ郡の最も西に位置する。1987年に認められた広大なソノマ・コーストAVAに含められてきたが、2022年5月にソノマ郡で19番目のAVAに認められた。

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ウエスト・ソノマ・コーストAVAの認証を牽引したアーネスト・ヴィンヤーズのワインを試飲した。トッド・ゴトゥラとエリン・ブルックス夫妻が2012年に設立した。ブルックスはウエスト・ソノマ・コースト・ヴィントナーズ会長を2年間務めた。ロシアン・リヴァー・ヴァレーのポーター・クリーク・ヴィンヤードで働いたジョセフ・ライアンがワインメーカーを務める。


 「アーネスト・ヴィンヤーズ シャルドネ ソノマ・コースト 2022」(Ernest Vineyards Chardonnay Sonoma Coast 2022)は緑がかった淡い黄色、レモンの皮、柑橘、砕いた貝殻、グリーンハーブ、シルキーで、鮮やかな酸味、リニアなテクスチャー。塩水の風味、控えめで冷涼感があり、焦点が合っている。新樽25%で10か月間熟成。ヴァリュー。12%。6800円。92点。


 「アーネスト・ヴィンヤーズ ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2022」(Ernest Vineyards Pinot Noir Sonoma Coast 2022)はとりわけ涼しいフリーストーン・オクシデンタルなど3つの畑をブレンド。クランベリー、ブラッドオレンジ、バラの花弁、全房発酵100%からくるシャクヤク、ニュアンスに富んで表現力が豊か。抑制されていてフレッシュ、スパイシーなほろ苦み、余韻にスモーキーなノート。12.8%。7800円。92点。


 「アーネスト・ヴィンヤーズ エステート・シャルドネ フリーストーン・ヴァレー 2021」(Ernest Vineyards Estate Chardonnay Freestone Valley 2021)は白い花、レモンオイル、タンジェリン、白胡椒、身が引き締まる酸、芳醇で香り高い。テクスチャーはわずかにクリーミィ、石をなめるようなミネラル感、500Lのパンチョンとアンフォラで熟成。最も寒い自社畑の尾根にあるジョイス・ヴィンヤードと海から11キロのクリアリー・ランチのブレンド。ハングタイムが長く複雑な構造と塩気を有する。1万3000円。93点。


 7月のロッジで過ごした寒さがよみがえるような冷涼気候のワインだった。

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「ウエスト・ソノマ・コースの雄、アーネスト・ヴィンヤーズのシャルドネ」
https://www.winereport.jp/archive/5288/